京都で80年、箔押しの伝統をつないできた。

箔沌房は初代である澤野井正男が昭和10年に立ち上げて以来、三代にわたって仏具や茶器などの箔押しにたずさわってきました。

箔沌房 二代目

澤野井 正晴

茶道具や仏具などを扱う箔押師として40年間従事し、平成13年に経済産業大臣認定の伝統工芸士としての称号を贈られる。
仏具箔押師としての功績が認められ、平成24年に京都府伝統産業優秀技術者として京都府知事から表彰され現在も活動中。

箔沌房 三代目

澤野井 生

大学卒業後に2年ほどアニメショップで働いた後、2013年から箔沌房の後継ぎとして弟子入りする。
以前からの趣味であったサブカルチャーと箔押しを組み合わせた制作をはじめると、その質の高さが評価されてコラボ企画を請けはじめる。

"伝統×サブカルチャー" に取り組む三代目の想い

「従来の方法で製作する人間になっても先人に追いつけないと思い、誰も挑戦していない分野で伝統産業の技術を用いて製作することを考えた。」

専門ショップに勤めていたほど好きな分野で自分の手仕事を活かすことには並々ならぬ思いがつまっている。
ただ作るのではなく、原作者やファンの方々に納得してもらえるように仕上げることに強いこだわりを持つ三代目です。